Lステップは、LINE公式アカウントの機能を拡張する優れたツールですが、販売や決済、LP作成などまで一元管理したい場合はUTAGE（ウタゲ）への乗り換えを検討する価値があります。
本記事では、LステップからUTAGEへスムーズに移行する方法をわかりやすく解説。
Lステップのどの機能がUTAGEで再現できるのか、具体的な手順や注意点もまとめています。
移行後の運用を安定させたい方、ツールを統合して業務効率を上げたい方は必見です。
🚀 移行ステップと再現可能な機能一覧
✅ ステップ1：Lステップの現状把握
まずはLステップで使っている機能を棚卸ししましょう：
- シナリオ配信／ステップ配信の構成
- タグ／セグメント管理
- リッチメニュー
- 自動応答
- 回答フォーム
- 顧客データ（CSVで出力可）
✅ ステップ2：UTAGEで代替できる機能
Lステップの機能が、UTAGEでどこまで再現できるのかを以下に整理しました：
| 機能 | Lステップ | UTAGEでの代替方法 |
|---|---|---|
| LINEメッセージ配信 | ◎ | ◎（シナリオ・一斉配信あり） |
| ステップ配信（LINE） | ◎ | ◎（日時指定 or 行動トリガー型） |
| ステップ配信（メール） | ✕ | ◎（LINE＋メールの連携が可能） |
| タグ付与・セグメント配信 | ◎ | ◎（条件分岐・タグ管理可能） |
| 自動応答（キーワード反応） | ◎ | △（条件分岐で一部再現可） |
| リッチメニュー設定 | ◎ | ✕（UTAGEでは不可） |
| 回答フォーム | △（外部ツール併用） | ◎（内蔵フォームビルダーあり） |
| 商品販売／決済 | ✕ | ◎（Stripe・PayPal連携） |
| 顧客管理・会員機能 | △ | ◎（購入履歴・ステータス管理） |
| LP作成 | ✕ | ◎（LPビルダーあり） |
| 講座・ステップ講座管理 | ✕ | ◎（講座型コンテンツ設計可） |
🔍 要点：
UTAGEは「LINE配信＋マーケティング＋販売＋CRM」を一元管理できるツールです。Lステップのような「LINE配信に特化」した構成から、販売まで含む“統合型”に進化できます。
✅ ステップ3：LINE公式アカウントの再接続
LステップとUTAGEは同時に1つのLINE公式アカウントと連携できないため、乗り換え時は以下の対応が必要です：
- UTAGEでLINEチャネルを新規接続
- Lステップの連携を解除（契約停止または連携切り）
- LINE Developers でWebhookのURLをUTAGEのものに変更
⏳ 注意点： タイミングを合わせないと配信が止まる恐れがあるので、切り替え日の事前準備が必須です。
✅ ステップ4：顧客データ・タグの移行
顧客データのCSV移行手順
- Lステップ管理画面からCSVエクスポート
- UTAGEの「顧客インポート」機能からアップロード
- タグ項目もCSVに含めておくと自動連携可能
📄 ① Lステップ → UTAGE 移行用【CSVテンプレート】
このCSVテンプレートは、Lステップからエクスポートした顧客データを、UTAGEにインポートできる形式に整えるためのものです。
✅ カラム構成（例）
| 名前 | メールアドレス | 電話番号 | タグ | 登録日 |
|---|---|---|---|---|
| 山田太郎 | yamada@example.com | 09012345678 | セミナー参加,メルマガ登録 | 2024/10/01 |
🔧 補足：
- タグはカンマ区切りで複数指定可能（UTAGE側で自動的に分割されます）
- 登録日が不要な場合は削除してOKです
- 「LINE ID」などは原則移行不可（LINEの仕様により外部エクスポート不可）
🧩 形式：Excel/CSV両対応のファイル（UTF-8で保存推奨）
シナリオの再設計
Lステップで作ったステップ配信は手動でUTAGEに再構築する必要があります。
ただし、UTAGEのシナリオ設計は「行動ベースの自動処理」が使えるため、より細かい分岐やオートメーションが可能です。
✅ ステップ5：UTAGEでの環境構築
移行後、UTAGEで構築すべき主な要素は以下です：
- ステップ配信（LINE＋メール）
- フォームやLPの設計（申込・登録・問い合わせ）
- 商品設定（講座・単品販売・継続課金など）
- 顧客ステータスの設定（購入済、無料登録者など）
🛠 TIP： テンプレートを活用すれば、最初の構築も比較的スムーズです。
✅ ステップ6：動作確認・本番運用
以下のチェック項目でテストを行ってください：
- LINE配信が正しく届くか
- タグ付与が機能しているか
- フォーム送信→ステップ配信が連動しているか
- 決済が正常に完了するか（Stripeテストモードなどで確認）
✅ ステップ7：Lステップの解約と完全移行
- UTAGEで問題なく運用できることを確認
- Lステップの解約手続きを行う
- 配信先ユーザーに「ツール移行のお知らせ」配信（任意）
🧩 補足：こんな人にUTAGEは特におすすめ
- LINE配信だけでなく、販売や会員管理もしたい
- メルマガ×LINEの両軸運用をしたい
- LPや申込フォームをひとつのツールで完結させたい
- オンライン講座や講師業、サロンビジネスを展開している
🔚 まとめ
UTAGEはLステップよりも機能が広範囲で、ビジネス全体の自動化と拡張性に強いのが特徴です。
「配信ツール」から「マーケティング・販売の統合システム」へと切り替えることで、業務効率と売上アップの可能性が広がります。
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